器としての進化
- 作者: 原研哉/阿部雅世
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2007/10/02
- メディア: ハードカバー
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読んでる。原研哉さんと阿部雅世さんの対談形式。まだ半分しか読んでないけど、示唆に富みすぎ。
このシーンに象徴されるように、棍棒というものが人間の手にした最初の道具だと言われています。しかし道具の始源はもうひとつある。空いた手で棍棒を持つのは自然だけれど、たとえば川に行けば、二つの手を合わせて水をすくって飲んだはずです。それが器の始源。器という道具の原点、原型です。だから、「棍棒」と「器」。道具の始源は二つあると思うんです。
そこには二系統あって、ひとつは世界を加工変容していくための「棍棒系」の進化、もうひとつは、ものや知恵を保持していくための「器系」の進化。この二つを対にして考えることが、大事だと思うのです。
原さんの発言を噛み砕きながら、それっていろいろなことにあてはまるよな、と思った。例えばwebサービスにも。